長井英治(CD-BOX企画)インタビュー







2003年にアーティスト活動25周年を迎える八神純子の記念碑的なCDBOXが2002年9月21日にリリースされました。今回はそのBOXを手がけた長井英治さん(有名ディストリビュータ JAPANESE POPSマネージャー)に見所・聴き所をインタビューしました。


インタビュー:高田



Q. まずは、この八神純子BOXの見所・聴き所をご説明下さい。


A. このBOXの聴き所はディスコメイト時代のシングル曲がすべて聴けるという点でしょうね。特にB面曲は個人的に思い入れが強いものですからまとめてCD化というのがただ1ファンとして嬉しいですし。
解説にも書いたんですが以前にB面曲について八神さんに尋ねた時に全然こだわり無く作っているのでクオリティーが気になるとおっしゃってたんです。ALBUMに入れない曲だしB面曲って昔は扱いが良く無かったですよね。でも八神さんのB面曲って独特の世界観があって好きなんですよ。ちなみに1番好きなのは「Beautiful Day」です。あ、「海のメロディー」もいいですね。いや全部いいかな?(笑)


Q. 今回のBOXですが、シングルが完全収録ということですね。それも全てシングル音源という事ですが、これにはこだわりがありましたか?

A. これまではシングルを完全収録したBESTという企画は無かったので良かったんじゃないかな?「I'm a Woman」以降のシングルはなかなかクローズ・アップされないので良かったんじゃないでしょうか?ちなみに僕の大好きなシングルは「Natullary」です。何でかって聴かれても困るんですけど(笑)。とにかくNo.1です。ALBUMの「FULL MOON」がとにかく好きなので・・・・バブル突入期直前のワクワクした空気感みたいのがあるんですよあのALBUM。「ハートブレイクホテルで朝食を」は特に好きです。ちなみに15thの時にNECから出たBEST盤も実は僕が選曲してるんですよ。クレジットには入ってないけど・・・。これって誰にも言ってなかったかな? でもかなり中途半端でした(笑)


Q. ファンからすると不完全燃焼しそうなベストが乱発され続けていますが、この様な現状についてディーラーでもある長井さんはどう思われますか?
 
A. オリジナルアルバムのCD化が臨まれるところですが、今本当にカタログ商品が売れないし、初回プレスのみで廃盤になってしまう旧譜カタログが多いんですね。だから中途半端なBESTでもヒット曲が入っていればそれを買っていくユーザーがほとんどなんです。CDというお手軽なパッケージが音楽の聴き方までお手軽にしてしまったということでしょうか。世の中がこんな感じだから仕方がないとは思いますが、その中途半端な(汗)BESTに入っている今まで気が付かなかったような曲を1曲でも発見して欲しいですね。こういうBESTって何故だかマニアックな曲が入ってるじゃないですか(笑)完全にアナログ時代のディスコメイト時代の音源に愛がある方が多いのでそういうところも絶対ありますよね?


Q. 今回のBOXには「バラードセレクション」「ライブ集」「My memorial Cocky Pop」も収録されていますが、それぞれの特徴や個人的な思い入れなどがありますか?

A. 僕はもともとコッキーポップ・ファンなのでいい楽曲だな・・・というのが多いですよ。ただ何故このようなカヴァーをしていたんだろう?とは思います。八神さんくらい曲の書ける人なら全曲オリジナルでも良かったんじゃないかとも思いますけど、そこはYAMAHA所属だったわけでいろんな事情はあったと思いますけど(笑)

「バラード・セレクション」はね最初収録予定だった曲がすべてド・バラードばかりだったんですよ。聴いてて疲れちゃうんですね。だからミディアムもの含めて選曲させて欲しいと僕が言ったんです。後は「BE MY BEST FRIEND」をどうしても入れたかったんですよね(笑)ちなみに「LONLEY GIRL」「FULL MOON」からの曲が多く入っています。やはり名曲が多い!だからただの寄せ集めじゃなく1枚のALBUMとしてしっかり聴けるものにしたかったんですよ。かなり出来がいいと自画自賛してますけど・・・どうですか?

LIVE盤に関してはみなさんから中途半端だという意見を頂いてますが、まあCD1枚に収めたかったということなのでご理解下さい。僕は個人的にはLIVE盤はあまり聴かないんですよ。LIVEって生が1番じゃないですか?だから、あの空気感をパッケージに閉じ込めるのはやはり限界ありますよね。特に八神さんはLIVEいいですからね。


Q. 別冊になっている小冊子は「解説書」とありますが、細かい解説が凄いですね!解説を書いていて改めて気が付いた点とかってありましたか?

A. 何言ってるんですか(笑)高田さんがいなければこんなもの書けないですよ。ただずっとファンであってかなり詳しいとは思うので書くのは苦じゃなかったけどね。逆に楽しかったです。高田さんとも話したんだけど、2人でずっとファンやってて良かったね(笑)と言う感じで2人の集大成といっても過言ではないです。資料がほとんどなかったのでちと思い入れが入りすぎてるかもしれませんが(笑)
ちなみに、この小冊子を執筆中に「恋のスマッシュヒット」のALBUM資料を入手した時は高田さんと絶叫しました。(爆笑)HPにアップされているのでみなさんも是非ごらん下さい。「FULL MOON」ではバブル直前の空気を感じたといいましたが「恋のスマッシュヒット」もかなりバブリーじゃないですか?(笑)前に雑誌で読んだんですけど、あちらでレコードが出たらビルボードにすぐチャート・インして・・・・・と思ってたらしいです(笑)非常に甘かったし恥ずかしいなんて言ってるのを読んだことありますね。確かに向こう見ずかな?とは思いますけど、八神さんにとっては貴重な体験になっているはずですよ。


Q. ちなみにこの解説書には今まであまり見たことのないような写真が使用されているようですが?

A. なんか資料室探してたら出てきたんじゃないですかね?一応それも今回は売り物に(笑)しています。


Q. 次にまた八神純子というアーティストでパッケージを作るとしたら、どんな事がしてみたいですか?

A. そうですね・・・・ほらHP内で高田さんが夏と冬のオムニバス作ってるじゃないですか。ああいうコンセプトものを作りたいですね。絶対売れないとは思いますけど(笑)後はバラードに対抗してラテン系の曲を集めたものとか。これも売れなそう(笑)他だと、オリジナルアルバムをBOXにして出したいな。MOONやNECの音源もすべて入れてね(まあ無理かな?)僕個人的にはMOONやNEC時代の作品がクローズ・アップされないのはすごく悲しいです。「ヤガマニア」「Mellow Cafe」は八神さんもフェイバリット・アルバムに挙げているので聴いたことのない方達にも聴いて欲しいですしね。ディスコメイトは今回のBOXでとりあえず完了という事にしておいて、それ以降の作品をどうにかしたいです。でも、このHPを見ていらっしゃるファンの方のほとんどはディスコメイト時代が好きなんですよね・・・きっと(苦笑)


Q. 実は来年の1月でデビュー25周年になるんですが、何かイベントのようなものは予定されているのでしょうか?

A. さぁー(汗)。八神さん次第じゃないですか?日本に来てくれないしね。でもなんか仕掛けていきたいですね。是非!


Q. 最後になりましたが、長井さんにとってのアーティスト八神純子とは?

A. この質問が一番難しいな!(笑)僕の好きなものに12月の午前中の部屋に差し込む冬の光というものがあるんですけど、八神さんって僕にとってそんな感じです(解りにくいけど)。儚く消えそうで、でも優しくて、見たことないのに懐かしくて。そんな世界観が好きなんですよ。「Mr.メトロポリス」のALBUMの世界観に似てるかな?とにかくかけがえのないアーティストではあります。20年以上ファンやってる訳ですし、このBOXに関われた事を光栄に思っています。


長井さん、お仕事が忙しい中「J's CAFE」の為に時間を割いて頂いてありがとうごました。

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    おまけ


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